用紙と製本仕様
用紙仕様
本文用紙
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上質紙 70kg/90kg |
| バランスの良い白色をした上質紙です。 中性紙ですので長期保存に適しています。 厚みは一般的なコピー用紙より少し厚い70kgと、厚みを増やした90kgの二種類をご用意しています。(一般的なコピー用紙は55kgです) |
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書籍用紙 72.5kg/90kg |
| 淡いクリーム色をした上質紙です。 印刷の黒とのコントラストが目にやさしいため、文字がメインの書籍(教科書や小説など)によく用いられます。 |
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マットコート 90kg |
| 紙の表面を塗料で塗工(コート)した用紙です。 光沢はおさえられているので、しっとりとした上品さがあります。 下のコート110kgと比べると密度が低く、こちらのほうが厚みがあります。 |
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コート 110kg |
| 紙の表面を塗料で塗工(コート)し、光沢をもたせた用紙です。 表面がなめらかで、写真のようにきれいに印刷することができます。 その反面、鉛筆や水性ペンなどでの筆記や、ハンコを押したりするなどノートのような使い方にはあまり向きません。 |
表紙用紙
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本文と同じ紙 |
| 本文と同じ紙を用います。 本文、表紙共に同じ紙を使うところから『共紙(ともがみ)』とも呼ばれます。 さくら製本では中とじ製本でのみ選択できます。 |
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色上質 最厚口 28色 |
| 色のついた上質紙です。 豊富な色数があり、モノクロ印刷でも表現豊かに仕上げることができます。 表紙だけでなく、合紙(扉・遊び紙)にも適していて、章分けのインデックスなどによく用いられます。 |
| レモン | |
| アイボリー | |
| 肌 | |
| 白茶 | |
| クリーム | |
| 濃クリーム | |
| やまぶき | |
| もえぎ | |
| 若竹 | |
| 鶯(うぐいす) | |
| 若草 | |
| 浅黄 | |
| 水 | |
| 空 | |
| ブルー | |
| うす水 | |
| あじさい | |
| ラベンダー | |
| 藤 | |
| りんどう | |
| さくら | |
| コスモス | |
| 桃 | |
| サーモン | |
| びわ | |
| オレンジ | |
| アマリリス | |
| 銀鼠(ぎんねず) |
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コート紙 180kg |
| 本文用紙のコート紙の厚みを増やしたものです。 |
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マットコート紙 135kg |
| 本文用紙のマットコート紙の、より厚みを持たせたものです。
コート紙180kgと比べて数値は少ないですが、実際の厚みはコート紙180kgが0.17mm、マットコート紙が0.18mmとほぼ同じ厚みです。 |
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レザック 175kg 7色 |
| レザーを模したエンボスが入った用紙です。 高級感があり、論文や楽譜、舞台や映像制作現場の台本などによく用いられます。 深い凹凸があるため、大きなベタの印刷にはあまり向いていません(凹部分に印刷が乗りにくいことがあります)。 |
![]() レザック みずいろ |
![]() レザック さくら |
![]() レザック うすあい |
![]() レザック しろ |
![]() レザック うすむらさき |
![]() レザック ゆき |
![]() レザック あさぎ |
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アラベール スノーホワイト 160kg |
| 真っ白な紙色に画用紙のような表面の、素朴な手触りの用紙です。 積もった雪のような静かな印象の用紙です。 |
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アートポスト 200kg |
| 光沢コート紙の一種ですが、ポストカード(絵葉書)にも用いられる厚い紙です。 品のある光沢をもち、コート紙に比べてほんのわずかクリーム色味がかったナチュラルな白色です。 |
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マットポスト 220kg |
| アートポストのツヤを消したもので、落ち着いた印象の紙です。 光沢のないぶん白さがあざやかに映え、柔らかな肌理(きめ)があります。 |
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ミラーコート 220kg |
| コート紙の一種で、表面のまるでPP加工を施したかのような強い光沢が特徴です。 印刷部分はマットな仕上がりになります。裏面は上質紙仕上げです。 |
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ペルーラ スノーホワイト 180kg |
| スペイン語で「真珠」という名前の通り、光を受けてキラキラと上品に輝くパールのようなコーティングがなされた高級紙です。 |
表紙PP加工
表紙の表面にフィルム(ポリプロピレン)を熱圧着する加工です。
ピカピカした光沢を与え、表紙の耐久性や耐水性を向上させます。
おもて片面のみ・クリアPPでの対応となります。
印刷の色が濃かったりベタの多い原稿はPPの密着強度が下がり、浮き上がって気泡が入ったり、端からの剥がれが発生しやすくなりますので、ご利用の際はデザインにお気をつけください。
またフィルムの張力により表紙が反りかえりやすくなります。なるべく厚い表紙用紙をお選びいただくか、簡易見返し加工を行なうことで改善されますので、ご検討ください。
製本仕様
当社での製本方法は下記の2種類です。
くるみ製本
束ねた本文の背に溝を入れて、強力な糊を付け、表紙をくるむように接着する製本です。文庫や新書、単行本で最も選ばれている製本方法です。当社では10ページから500ページ(2の倍数ページのみ)まで対応可能です。 |
中とじ製本
本文を二つ折りにして表紙の外側からホッチキスでとめる製本です。ページ数の少ない雑誌やパンフレットでよく用いられる方法です。当社では本文4ページ〜28ページ(4の倍数ページのみ)まで対応可能です。 |
綴じ方について
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本文が縦書きの場合
小説や国語の教科書、コミック、同人誌など |
本文が横書きの場合
横書きの論文や、英語や数学の教科書など |
片袖折り込み(A4/B5サイズ冊子限定)
A4サイズ冊子、B5サイズ冊子限定のオプションです。
A4サイズ冊子にはA3を、B5サイズ冊子にはB4を片袖折りにして綴じ込みます。

冊子の途中に大きな地図、図面、図表、集合写真を入れたりするときによく用いられます。
本文と同じ用紙を用い、1冊につき5枚まで挿入できます。
簡易見返し加工
当社での見返し加工は「簡易版」です。
見返し用紙を本文の前後に2枚ずつ挿入し、本文といっしょに製本し、それぞれの見返し用紙の「表紙側」の1枚ずつを表紙と糊付けして仕上げます。

本来の見返し加工には、本文の倍の大きさの用紙(A4冊子ならA3の見返し用紙)を二つ折りにした見返し用紙を用いるためこれは「簡易版」です。
本来の見返し加工とは異なるので180°大きく開くことはできませんが、「デザインの幅を拡げる」「表紙の厚みを増やす」「PP加工のとき、ページが反り返りにくくする」ことができます。








