水辺の事故・知ることと対策

暑い盛りですね。皆様も涼を求めて水辺で遊ぶことはありますよね。

お盆が明けましたので、これからは海より川で遊ぶことが増えると思いますが、
実は水辺の事故で死者が多いのは海より川です。

子供の水死事故者比率は海で23.1%なのに対し川は47.3%と、倍以上の数値です。

僕もむかし岡山県の吉井川で遊んでいて、
川中の本流にぐいっと足をすくわれるように飲み込まれて、
あっという間に20〜30メートル流されて、危うく死にかけたことがあります。

無我夢中にもがいて本流を抜けることができましたが、
(本流以外は穏やかなものなのです)
あのときは「あ、死ぬかも」と思いました。

とても楽しいけれど、危険もある川遊び。
とにかく「死なないようにする」ための注意点をご紹介します。

1.川の流れは複雑なことを理解し、流れを把握しておこう

川は海水浴場とちがって岩や深瀬があり、
場所により水の流れる方向や強さが大きく変わってきます。

大きく深い川は前述のように水の流れが極端に早い場所があったりしますし、
岩に近づいたところ岩に巻き付くような強い流れに流されたり、
水圧で障害物(木の枝など)に押し付けられて身動きが取れなくなることもあります。

2.ライフジャケットを着用しよう

なんと言っても必要なのは、頭を出して呼吸を続けることです。

体重の10%程度の浮力を持ったライフジャケット
(体重50kgなら浮力5kg)を着ておくことで、
頭を水上に維持することができます。

10%程度であれば潜りたいときは潜れますし、
泳ぎのジャマにもならず特に支障なく遊ぶことができますよ。

それでは皆さん、安全で楽しい川遊びを!

▶ 参考:公益財団法人河川財団(編)「水辺の安全ハンドブック 2018年WEB版」https://www.kasen.or.jp/mizube/tabid129.html

P.S.
僕が川でオススメしている遊びは、
鮎をヤスで突いてとらえる「鮎突き」です。

直接川に入って全身の感覚をフルに使って行なうヤス漁は、
釣りとはまた違った楽しさです。

鮎を放流したりしている大きな川では、
一日遊漁券を買うことで「鮎突き」ができます。

[ 遊漁券 鮎 [都道府県] ][検索]←

上記ワードでの検索で地区の漁協があがってくるので、
漁の可否や解禁日を調べることができます。

ご興味のあるかたは、ぜひ一度試してみてください。
本当に楽しいですよ。